霧が峰山スキー山行報告

             ・ 2003年2月15日(土)〜16日(日)

                      ・ メンバー:大高、根来



【1日】 車山スキー場13:25→車山の肩14:40→蝶々深山15:20→BP15:50

8時に二俣川駅でピックアップしてもらい、大高氏宅で海鮮カレーをご馳走にる。なか

なかの美味。お腹が一杯になったところで出発。今日は天気が良い。

スキー場では駐車場が満車でなかなか場所がみつからず、ウロウロする。なんとかスペ

ースを見つけて駐車。準備をしながら車山への登路を検討するが、いずれも部分的に傾斜

がキツイので、スキー場のほうから取り付く。

とはいいながらシールを着けてスキー場内を歩くにはいかにも気が引けるので、スキー

場を取り巻いている小尾根経由とする。

天気が良く、浅間、妙高、北ア、御岳、中ア、南アの眺望が素晴らしい。勿論、前面結

氷の白樺湖、信濃なる女の神である蓼科山、八ヶ岳は指呼の間。浅間山は小噴火の後遺症

か噴煙がかなり多い。

スキー客が多くて車山頂上へは無理そうなので蝶々深山方面のなだらかな尾根にルート

を変更する。霧が峰は草原の山なので積雪期は一面の雪原状となり、実におおらかな雰囲

気をかもし出す。

概 ねはスキーを履いての歩行であるが、ところどころで滑走を楽しむ。あまり山小屋に

近づいてテンとを張るのも気が引けるので、物見岩の少し下のブッシュの蔭をBPとする。

夜は月が煌煌と照り、星空はイマイチであるが、カシオペア、オリオン、冬の大三角形

はクッキリと夜空に浮かんでいた。



【2日】 BP7:20→鎌ヶ池8:00→対岸8:20→御射山9:45→霧が峰湿原10:50

→車山スキー場12:00



5時起き、7時出発と決めていたが気がつくと6時。飛び起きて朝食のウドンをつくる。

今日は昨日と打って変わって、雪。

“昨日の記憶では斜め右手に下って行けば、八島が原湿原横の小屋”と思ってそちらに

向かう。下っていって、右方向に向かうが徐々に登り坂になってゆく。大高さんから“登

るのはおかしい。と言われ、180度方向転換をして歩き出す。暫らく歩くと右手上方に小

屋のような橋のようなものが見えるので、といあえず、そちらに行く。

やはり古い小屋で軒端も曲がっていて、随分使われていない様子。どうにか鎌ヶ池キャ

ンプ場にたどり着く。やっと地図で場所の確認ができ、一安心。鎌ヶ池から八島が原湿原

を横断して一休み。

ここからは湿原のヘリに沿って御射山に向かい、御射山遺跡の碑から幅広の林道様の道

をたどる。

ヒュッテ・ジャベル、ヒュッテ・ロベンド(あ〜懐かしい!!)の標識のところから右

手の斜面にルートをとる。今は廃止?となっている霧が峰スキー場の末端を、車山湿原か

ら流れ出ている沢添いに登って行くが、ルートを間違えたため傾斜が急になり登れなくな

ったので、対岸に渡る。夏ルートは沢の右岸、左岸ともにあるが、ヒュッテ・ジャベル経

由の右岸のほうが楽である。

車山湿原に出ると、あとは緩斜面を夏道沿いに登高すれば車山の肩付近にでる。

車山の肩からはスキー場なので、シールを着けたままヘッピリ腰で滑る。上部は緩斜面

なうえにシールを着けているので、なかなか滑らない。さらにちょっと雪の柔らかいとこ

ろでは制動がかかり、ずっこけそうになる。

なんとか無様な格好をせずに麓に着く。ん〜楽しい山行でしたなぁ。

大阪から出てきて、憧れの霧が峰に足を踏み入れて、はや30数年。

車山、八島が原湿原、ヒュッテ・コロボックル、ヒュッテ・ジャベル、ヒュッテ・ロベ

ンド等など懐かしい名前を見ていると、多感な青春時代の山への素朴な憧れを想いだす。